
はじめに、給湯器が故障した際は保証修理の対象なのか確認してください。
比較的新しくて保証修理ができない場合は、水道修理業者や給湯器専門業者、ガス会社など幅広い業者を比較検討するとよいでしょう。
古い場合は寿命の可能性が高いので交換を検討するべきです。
交換の場合は電話やWebで見積を取って安い業者へ依頼するのがおすすめです。
一般的に給湯器のメーカー保証は1年で、財団法人ベターリビングが優れた住宅部品として認定したBL認定品はメーカー保証が2年です。
給湯器に記載がある型番の最後尾に「BL」があれば2年保証です。
このほか販売・設置会社を通じた申込で5~10年の延長保証を付けることができます。
10年以内の給湯器は延長保証を受けられる可能性があるので、購入時の書類を確認するか販売店へ問い合わせてください。
保証を受けられる場合は販売店かメーカーへ連絡して修理を依頼するとよいでしょう。
家庭用給湯器の寿命は10年が目安です。
マンションなど給湯器が雨風の影響を受けない場所に設置されている場合は、20年以上故障せずに使える場合もあります。
10年以上使っている給湯器。もしくは寿命の目安である10年に近づいている古めの給湯器が故障した際は交換を選ぶ方が多いです。
古い型番は部品の在庫が少なくなっているほか、直しても違う部品が故障するリスクがあります。
まずは使用年数を確認して、目安の10年を基準に考えてみてください。
このほか見た目の錆や汚れの多さがポイントになります。
全体的に錆やこびりついた汚れが目立つ場合は、様々な部品が経年劣化している可能性が高いです。
見た目が綺麗だけど接続部から若干の水漏れがある場合は、パッキン交換などの簡単な修理で対処できる可能性があります。
給湯器は本体の使用頻度だけではなく、屋外に設置されている給湯器本体が雨風の影響を受けているかが寿命に大きな影響を与えます。
給湯器の修理や交換を依頼する際は以下の選択肢があります。
ガス会社 | 修理対応力が高いが交換は料金が高め |
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給湯器専門業者 | 給湯器に特化した工務店など。修理ではなく交換を勧められる傾向が強い |
水道修理業者 | 給湯器を扱っていない業者が多い。クラシアンなど大手は給湯器にも対応 |
給湯器メーカー | 対応が遅めで保証修理以外は費用が高め |
火災保険など | 一部で給湯器出張修理の付帯サービスが付いている保険会社がある |
水道修理業者は給湯器に対して得意・不得意があり、給湯器には対応できない業者がたくさんあります。
まずは気になる依頼先に問い合わせて相談してみるとよいでしょう。
給湯器に専門性が高い業者の販売価格と、業者を呼んで修理や交換の依頼を断った時のキャンセル料を事前に確認しておくと判断を間違えるリスクが低くなります。