
水道修理の悪徳業者を利用すると高額費用を請求されるぼったくり被害や、技術不足による不具合を起こされるケースがあるので注意しましょう。
悪徳業者の見極め方とぼったくりにあったときの対処法をまとめました。
水道局の指定を受けていない非指定業者は技術力と対応力が低くて高額請求などをする悪徳業者の比率が高いです。
公式サイトで水道局の指定を受けているか確認しましょう。
悪質な業者は公式サイトで虚偽の記載をしている場合があります。
念のため、管轄の水道局のホームページから指定業者情報を確かめておくと安心です。
Googleのレビュー機能やX(旧Twitter)で業者名を入れて検索してみてください。
ネットの口コミは悪い評価が多くなりがちですが、ぼったくりなど悪質な情報が出てきた場合は要注意です。
また、詐欺まがいの行為をする悪徳業者は社名・屋号の変更を繰り返している場合があります。
ネット上の情報が少なすぎる業者は慎重に検討してください。
Google検索などをして上位に出てくる業者は比較的安心です。
悪徳業者は検索エンジンで評価されるだけの実績を積んでいないので、広告を出してネット集客しているケースが多いです。
広告を出している業者の全てが悪徳業者ではないですが、広告を出して上位表示されている業者という理由で安心してはいけません。
もっとも多いトラブル事例は、公式サイトで5,000円~などと記載し、実際に呼ぶと「分解しないと症状がわからない」などと言い、作業をしてから厄介な故障だったなどの理由で数十万円の高額請求をしてくる手口です。
優良業者なら高くても2~3万円で対応できる症状でも、悪徳業者は20万円以上の高額請求をしてくるケースがあります。
悪徳業者は客の足元を見てきます。お金を持っていそうな家や騙しやすそうな客だと判断されると、法外な高額請求をされることが多いので注意しましょう。
お金がなさそうと思われた場合でも、悪徳業者は相場より2倍以上の高額請求をしてきます。
事前見積があった場合、同意すると支払い義務が生じてしまいます。
悪徳業者の場合、見積を聞いて断るとキャンセル料を請求されるケースが多いです。
公式サイトでキャンセル無料などを謳っていても、悪徳業者は「点検作業をしたから費用がかかる」などと屁理屈を言っていきます。
悪徳業者を呼んでしまった場合、キャンセル料の支払いを断るのも労力を使います。
1万円程度の料金でしたら、諦めて払って他の業者に再依頼するのも一つの手です。
どうしても払いたくない場合は、公式サイトにキャンセル無料などの表示があることを主張した上で、警察や消費者センターに相談してから対処すると言って強く断りましょう。
事前見積がなく作業終了後に高額請求された、もしくはキャンセルできない所まで作業を進めてから高額料金を請求してきた場合は、言われた金額を払わずに公式サイトに記載されている料金など払える金額を提示しつつ高額な修理代金は払えない意思を主張してください。
公式サイトなどで表示されていた金額とかけ離れた料金を請求された場合は、クーリングオフが適用される可能性が高いです。
リンクを添付した国民生活センターの記事は鍵開け業者を相手にしたトラブル事例ですが、水道修理業者による高額請求にも共通した対処法になっています。
料金を払ってから冷静に考えて高額請求だと気づいた場合は、クーリングオフの対象になる可能性があります。
ただし、当初から悪意をもってぼったくりをしている業者の場合はスムーズに返金してくれないことが多く、最悪のケースで訴訟をしないといけません。
また、悪徳業者は代金受領後に音信不通になることや住所を記載していない、もしくはレンタルオフィスを使って拠点を転々としているケースがあります。
返金請求したい相手の情報が分からなければ打つ手がありません。
おかしいと思ったら払わないことが大切です。
水道修理業者が作業した後に不手際でトラブルが起こった場合、業者が加入しているPL保険などで補償されるケースがあります。
高額請求してくる悪徳業者でも、もともとは普通の商売をしていて集客力がない理由で悪徳業者に成り下がっているケースが多いです。
水道局指定業者を中心に適切な保険に加入している可能性があるので、高額請求された悪徳業者という理由で諦めず、トラブルに対する補償に関して一度相談してみてください。
必要に応じて国民生活センターなどへも相談しながら解決を目指しましょう。