
水回りのトラブルは同じ症状が頻発する場合があります。この場合は修理とリフォームのどちらが良いのでしょうか?
故障状態に応じて、リフォーム(交換)と修理のどちらが適しているか見極める方法を紹介いたします。
水漏れでもっとも多いパッキンからの水漏れは、経年劣化しやすいため5年前後での交換が必要です。
軽微な水漏れをパッキン交換で対処した場合、通常は数年以上の単位で症状が出なくなります。
パッキンを交換したのに同じ水漏れ症状が頻発する場合は、業者による施工不良を疑ってください。
修理してもらった業者に連絡して保証で対処できないか聞いてみましょう。
再度料金が必要だと言い張られた場合は、腕が良くて信頼性が高い他の業者に相談することをおすすめします。
蛇口の水漏れは、明らかな経年劣化で破損している場合やサビが激しい場合を除いて、リフォームではなくパッキン交換で使い続けるのが一般的です。
トイレは経年劣化で詰まりやすくなるため、15年以上経過している場合はリフォーム交換がおすすめで、修理する場合は排水管のパイプ交換などをしないと同じ症状が起こり続けます。
古いトイレが詰まるのは以下の理由が多いです。
新しいトイレは少ない水でも水圧を高めて流す構造になっています。
トイレの水つまりは自分で対処できる場合でもストレスになりますし、業者を呼ばないと直せない症状が起こると生活に支障が出ます。
経年数が長くて故障・不具合が頻発する場合は最新式トイレへの交換リフォームを検討してください。
トイレ交換をする場合はリフォーム業者への依頼がおすすめです。
トイレ交換は排水管や排水口の交換のほか、壁紙交換などもセットで行うものです。
水道修理業者の場合は料金システムの都合で、トイレを脱着するだけで3万円前後の工賃を取る場合があります。
トイレ本体を安く仕入れるノウハウの違いもあり、水道修理業者でトイレ交換を依頼すると、リフォーム業者より10万円以上高額な料金になる場合があります。
キッチンは一般的に水道設備とガスもしくはIHによる調理設備を兼ね備えています。
昨今は食洗機も付いたシステムキッチンが主流で、食洗機の不具合は水道修理業者では対処できないケースが多いです。
キッチンで故障などの不具合が起こった場合、水回りだけの問題だったら水道修理業者を呼んで修理することをおすすめします。
経年劣化で水が流れにくくてガスコンロなど他の設備も不具合が出ているか見た目の劣化が著しい場合は、リフォーム業者にキッチン交換を依頼しましょう。
蛇口など部分的な交換は水道修理業者でもできますし、この場合は水道修理業者の方が安く対処できるケースが多いです。
システムキッチン全体の交換は水回り以外のガスや電機関連の工事があるため、リフォーム業者でなければ交換できません。
お風呂や洗面所は修理しながら長く使い続けることができますが、経年劣化で見た目が悪くなった理由で交換リフォームをされる方が多いです。
洗面台の交換は安い設備を使えば10万円前後で済むので、水道修理業者を呼んで1~3万円を払うなら交換してしまおうと考える人がたくさんいます。
ユニットバスの場合、水道修理業者では壁などの分解ができず、壁の向こう側で不具合が生じている場合は水道修理業者では対処できません。
電話などで症状を伝えた上で、水道修理業者とリフォーム業者のどちらに依頼するか決めましょう。
お風呂に限らず、リフォーム工事を伴う不具合は水道修理業者だけでは対応できないケースがあります。
実績豊富な水道修理業者を呼んで対応できないと言われた場合は、他の水道修理業者でも対処できないのでリフォーム業者に相談するべきです。